どんなパン?

小麦の館のパン

 
 

動物性を使いません

 実際にそういう生活をしてみると体で理解できることですが、人の体は「菜食仕様」にできています。たまたま他の動物よりも適応の幅が広いので、少しぐらい肉を
食べても一応生きてはいますが、続けていると必ず矛盾を来します。基本は菜食です。したがって、パンの原材料は水と塩と植物だけです。

 農薬や化学合成の添加物を避けることももちろん大切ですが、それらは所詮人間が作ったもの。それが地球環境を汚しているわけですが、それを人間が口にするのは、ある意味自業自得です。それに対して動物を食べるというのは全く意味が違います。

 パンの食文化がヨーロッパではぐくまれ、それが肉や乳製品などによって補完されて来たのは確かです。そういう文化が日本に広まること自体に実は大きな問題があると思うのですが、その話は別の機会に譲りたいと思います。

 動物を食べることが、健康のみならず、人間をどのように変え、ひいては社会がどのように劣化してきているか、これはすごく大きな問題ですので、ページを改めて考えてみたいと思います。


砂糖を使いません

 製パンの常識として、イーストの発酵のために砂糖は欠かせません。パンを買われる多くの方々も余り気にされていないようです。しかし主食に砂糖なんて変ではありませんか。

 昨今、巷では「鬱」の蔓延が報じられています。マクロビオティックでは、心の病に砂糖が関与していることは常識です。


酵母は元から自家培養です

 最近は、「天然酵母」を謳ったベーカリーが街に増えてきました。しかし実際には、従来の市販のイーストが主体で、それに天然酵母を加えているものがほとんどの
ようです。大切なのは、天然酵母を使うことではなく、市販のイーストを使わないことです。

 酵母の培養にも、もちろん砂糖は使いません。青森の竹嶋有機農園さんのりんごジュースを大阪愛農食品センターさんから仕入れて使っています。


原材料など…

 全粒小麦粉は、岐阜の桜井食品さんから農林61号を粒の状態で仕入れ、自家製粉
しています。ナッツや副原料などでも、桜井食品さんにはお世話になっています。


 自家製粉には、電動の石臼製粉機を使っていますが、創業以来ずっと使っているこの機械(下の写真)は、神奈川のホンビック(天然酵母パン工房「コルネット」を併設)さんに手配してもらったものです。初代の社長・角田保久さんは、天然酵母パンの老舗・ルヴァンを創業された大変な方ですが、小麦の館の創業に当たってずいぶんお世話になりました。現在はご子息の角田聡さんが引き継がれ、機械の修理などでお世話に
なりっぱなしです。


 製粉済の国産小麦粉は、北海道の江別製粉さんから仕入れています。


 塩は一部のお菓子を除き、海の精を創業時から使用しています。自然海塩は、今でこそ各地の生産地で良質のものが作られるようになりましたが、1972年に専売法のもと、政府によって塩田が廃止され、自然な海の塩が作られなくなった時期がありました。この事態を憂え、後に海の精株式会社を生む「日本食用塩研究会」を発足された方々。私はその志を買い、海の精を使い続けています。

 なお、お菓子の「ブローニュの森」には、実験的に「イノチの塩」という特別な塩を使っています。


 ナッツ・ドライフルーツは、主にノヴァさんから仕入れています。有機農法の良質のものをいつも世界中から見つけて頂いておりますが、最近、輸入環境が悪化しているようで、今後の成り行きが少し心配です。


 植物油は、現在のところすべてに渡ってオリーブオイルを使用しております。岡山の日本オリーブさんから送っていただいています。


 小麦の館の商品一覧表をダウンロードで入手される方は、

下記の文字列をクリックしてください。

List_komuginoyakata.pdf


 

ラベル印刷 株式会社武蔵野企画